World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ:WWW)

World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ:WWW)

私達が接している情報はすべて相互に関連性を持っています。上で説明したGopherで は、このような関連性を文書や画像といった単位での階層構造に置き換えて表現して いましたが、実際の情報はもっと細かな単位(例えば単語や画像の中の1部分など) ごとに、非常に複雑な関係を持っています。このような情報の構造をうまく表現し、 利用しやすくしたものがWWWです。 WWWでは、画面に表示される文章中の表示の色が違う部分(あるいは下線が引いてあ るところ)をマウスでクリックすると関連する情報を参照することができるようにな っています。例えば次のような行、「UMIN2では、WWWサ ーバーを提供しています。」があった場合には、 WWWサーバーの部分をマウスでクリックすればその言葉の説明をみることができ ます。また、場合によっては説明の代わりに直接UMINのWWWサーバーにアクセスでき たり、または画面のハードコピーをみることができるかもしれません。このような 関連づけのことを「リンク(Link)」、関連づけられた一rnの文章を「ハイパーテキス ト(Hypertext)」と呼びます。 WWWサーバーはすでに世界でも1,000箇所以上、国内にも100箇所程度が稼動しています。 真面目な内容のものもあれば、娯楽的なものもありますが、医学に関連するものとし ては、オンラインの雑誌や医学教科書、症例データベースなどがあります。 UMINのWWWサーバーでは、こうした世界中の サーバーへのリンクのほか、インターネットについての説明、病理画像のデータベースなどを準備中です。UMINニュースのバックナンバーも読むことができます。 WWWを利用するためには専用のソフトウェアが必要です。また、図を文中に表示するた めに、MacintoshやMS-Windowsなどのグラフィカルな表示のできるパソコンが必要です (Q&A参照)。まだまだ病院の中の端末からは直接利用できないかもしれませんが、研 究室などからぜひ利用して見てください。

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