UMINニュース通巻第7号


UMIN新システムについて

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暗号と認証技術を利用したセキュリティの保護

・暗号通信での利用しかできないシステムの構築
暗号通信のみでしか利用できないUMIN4システムを従来のUMIN2/UMIN4とは別に構築します(UMIN2/3のサービスも継続されます。N1接続のUMIN1は廃止となります。)。
・暗号電子メール
暗号電子メールについては、従来のPEMに加えて、PGPにも対応します。
・仮想ネットワークの構築
暗号と認証技術を用いた仮想ネットワーク技術を採用し、各大学病院を安全に結びます。


利用者増加・負荷増加対策の充実

現システムは、4年前に納入されたものであり、利用者の増加に伴い能力が限界に達しています。新システムでは、最新型の計算機を導入するとともに、今後4年間の利用者の増加を見込んで以下のような対策が講じてあります。

・VLM(Very Large Memory)技術を用いた高速データベースサーバ
大容量メモリーを持つデータベースサーバを導入し、UMINのデータベースの多くをメモリー上に載せて検索用に提供します。これにより、データベース検索にあたり、ディスクをアクセス必要がほとんどなくなり、メモリー上で大部分の処理が行われるようになるため、非常に高速なレスポンスが得られます。

・高度分散型処理技術の採用
LocalDirectorという機器の導入により、高度の分散型処理が可能としました。この機器は、複数の同一のサービスを提供するマシンの中で、現時点でもっとも処理に余裕のあるマシンに、ユーザーから処理要求を割り振る機能を持っています。これにより、処理能力が限界に達した場合にも、サーバを随時追加していくことにより、処理能力の補強が可能です。


サービスの信頼性の強化

サービスの信頼性の維持のために以下のような対策をとりました。

・RAIDディスクの採用
運用上重要な登録利用者用WWWサーバ及びデータベースサーバに高い信頼性を持つRAIDディスクを導入しました。

・全サーバへの無停電電源装置の導入
外部にサービスを提供するすべてのサーバに無停電電源装置を設置します。これにより、10分以内の停電であれば継続してサービスを提供可能になります。

・サーバの二重化
国立大学病院の業務に関連するサーバを2重化しました。これにより、マシンが故障または保守中でもすぐにバックアップが可能となりました。


国立大学病院業務向けサービスの充実

国立大学病院業務向けのサービスの充実を特に図りました。主なものは以下のとおりです。


マルチメディア情報サービスの充実

マルチメディアサービスの充実のためにVOD(Video on Demandサーバ)、Cu-SeeMe用リフレクターのサービスを開始する予定です。


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