大学病院医療情報ネットワーク(University Hospital Medical Information Network = UMIN)は、全国42の国立大学病院のネットワーク組織です。 東大病院内にセンターが設置されて、全国にサービスを行っています。 当初は、全国の国立大学病院を専用回線で接続していましたが、平成5年度からは、インターネットを介したサービスを開始し、国立大学病院以外の医学・医療関係者も利用ができるようになりました。 現在では、すべての医学・医療関係者が利用できる研究教育の情報インフラストラクチャーに発展しています。
上記の目的を達成するために、運営委員会の他、事務小委員会、薬剤小委員会、検査部門小委員会、看護小委員会、技術小委員会等の職種別の小委員会が設置され、各大学が共同して作業を行っています。
UMINのサービスは、研究、教育、診療、病院業務等多岐にわたりますが、特にELBIS(UMIN医療・生物学系電子図書館)、 INDICE(UMINインターネット医学研究データセンター)等が著名です。
UMINの利用は、WWWアクセスページ数、利用登録者とも年々増加を続けしています。 医師、教官の他に看護師、薬剤師、検査技師、事務等の多くの職種が利用しています。
UMINには、1)大量の研究者の利用者アカウント(UMINに登録申請して取得したUMIN IDのことで、各種の登録者専用のサービスが利用できる)しており、
2)WWW、電子メール等の基本的なネットワークサービスを行うことができるサーバ(ハードウエア)が稼動し、
3)学術団体、研究グループ、研究者個人等が共同利用できる数多くの有用な情報システム(アプリケーションソフトウエア)が運用されています。
数多くの便利なサービスが利用登録者の増加をもたらし、結果として増加した利用登録者のユーザアカウント(臨床研究の症例登録にも、オンラインジャーナルの参照にも利用者特定のためにユーザアカウントが必要となります)を活用するために、
新しい魅力的なサービスの運用が提案されるという良循環がおきています。
このようにして、巨大化したUMINは、今日では、医学分野における研究教育のための情報インフラとして位置付けられるようになってきました。UMINに類似した公的組織は、国際的にも類例がなく、ユニークな存在となっています。
UMINの情報インフラは様々な立場の人が様々な目的で利用することが可能です。
学会等の学術団体は、会員制ホームページに必要な情報を掲載する他、UMIN提供のアプリケーションを使うこともできますし、また自前でプログラム開発してUMINサーバ上で稼動させることもできます。
研究者や医師個人は、研究教育目的に無料で利用できます。また将来的には、営利企業等も情報提供、情報収集のために適切な費用で使うことができるようになる可能性もあります。
UMINの情報インフラはまたその様々な要素を必要と目的に応じて活用することが可能です。
例えば、ある場合はUMINサーバと利用者アカウントのみ、ある場合はUMINサーバ、利用者アカウント及びUMIN提供のソフト、またある場合はUMINサーバ、UMIN提供ソフトとUMIN提供データ等です。
Infrastructure for Academic Activities 研究教育のための情報インフラストラクチャー |
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多数の魅力的なサービス
・会員制ホームページ ・医療・生物学系電子図書館 ・・・・・ サーバ ・信頼性の高い運用管理 ・セキュリティ管理 |
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新しい活用法 ・医学教育評価 ・医学教育電子教材配信 ・インシデントレポート報告 ・・・・・ |
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大量の利用者アカウント (医学関係者 44万人) |