通信のメカニズム

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MINCS-UHでは、1)ハイビジョン1回線(HDTV、下図の黄色の矢印)と2)NTSC1回線(緑の矢印)を利用できます。講義を受講している大学の会場には、ハイビジョンテレビと通常のテレビ(NTSC信号は、通常のテレビで使用されている信号です)が両方設置されており、2つの画面をみることができます。

通信のメカニズムを、下図のように講義を例に説明します。講義担当大学が講義の実況をハイビジョンを利用して各大学に流します。ハイビジョンですので、病理画像、X線画像等も高解像度で表示可能ですし、黒板の字やOHP、スライド類も楽に読むことが可能です。講義を受信している大学では、質問等がある場合に質問がある旨の信号を地上回線を用いて制御用コンピュータに地上回線を用いて送信します。制御用コンピュータは、東京大学に1台設置されており、必要に応じて暗号鍵を作成して配送し、NTSCの回線の放映権を各大学に渡します(このコンピュータは各大学からの遠隔操作も可能です)。質問者は、NTSC回線の放映権がもらえた場合に質問をすることができます。各大学の会場で講義を受講している人は、講義(HDTV)と質問者(NTCS)を両方見ることができます。別の大学から質問者があれば、NTCSの回線の放映権がその大学に渡されます。このようにして、双方向の通信が可能となります。

MINCS-UHの回線は、通信に暗号が利用されており、暗号の鍵の配送は制御用コンピュータが行っています。したがって、制御用コンピュータと接続していないと、MINCS-UHのサービスを利用できません。



機器の整備状況

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