【患者状態】
１．母体に関する状態
　�@重度の妊娠中毒がある状態　�A悪阻がある状態
　�B中等量の性器出血があり持続している状態
　�C頻回の腹部緊満がある状態
　�D腹部・腰部に強い衝撃を受けた状態
２．胎児に関する状態
　�@児心音の異常状態（微弱・頻脈・徐脈）
　�A胎動緩慢あるいは消失した状態　�B胎内死亡
【看護目標】
�@危険状態の改善と母子の安全を図る
【処置・援助】
�@呼吸：酸素吸入
�A循環：血管確保
�B出血：止血処置
�C全身状態：各種モニタ−装着　与薬（点滴・注射・内服）等
【看護援助】
１．観察
　�@呼吸：呼吸困難　肺雑音　異常呼吸　去痰困難　咳嗽　喘鳴
　�A循環：血圧上昇　血圧低下　四肢冷感　顔面蒼白　チアノ−ゼ等
　�B消化器：嘔気　嘔吐　排ガス　テネスムス　排便　腹痛　腹鳴等
　�C神経：意識レベル　痺れ感　傾眠状態　項部硬直　麻痺　眼振等
　�D出血：皮下出血　性器出血　鼻出血　血性帯下　出血傾向　血痰
　�E精神：不安　錯覚
　�F産科：陣痛　破水　下腹部痛　児心音　胎動　子宮底長　腹囲等
　�G全身状態：排尿困難　発熱　不眠　血糖　浮腫　バイタルサイン
　　　　　　　脱力感　発汗　頭痛　口渇　乳房緊満　眼華閃発等
２．ケア
　�@呼吸：モニタ−の管理　深呼吸　吸引
　�A循環：輸液・輸血管理　尿量のチェック
　�B消化器：チュ−ブの管理
　�C神経：光・音などの刺激の排除　意識レベル
　�D出血：出血量のチェック　処置後の確実な止血
　�E精神：不安の軽減　自覚症状や訴えを良く聞く
　�F全身状態：ＡＤＬの全面介助　処置・検査介助　体位交換
　　　　　　　各種罨法　バランスチェック