装具装着(ネックカラ−) 頚椎装具とは 頚椎機能の不足を補い、頭部に支持を与え、頚椎を含む脊髄神経、血 管、筋肉、靭帯など、軟部組織の保護や局所の安静、免荷をはかる。 そして、頚椎を固定し、運動を制御し、頭頚部の体位を維持、矯正し て、治療手段の補助とする。 ポリネックカラ− (目的) @頚椎の前後屈制御(制御効果、支持性は弱い) A心理的な支持効果 B局所の保温 (方法) @頚部の大きさに応じサイズ(S.M.L)を選ぶ。  二枚からなっているので高さを調整する。 A小児用は、医師が作成することもある。 (適応) @頚椎疾患患者(手術前.手術後) A斜頚、むちうち、頚椎捻座等強い固定を必要としない時 (装着中の注意) @頚部を前後屈させないよう正面を向いた状態でおこなう。 Aフィットしているか、寝衣や皮膚をはさんでいないか確認する。 Bガ−ゼ包帯でカラ−を巻き、皮膚のかぶれや圧迫を防ぐ。 C足元に注意し転倒しないようすべらないものを使用する。 D斜頚の場合、患側を高くする。             5−W