装具装着(ハロ−キャスト) (目的) 頚椎部の固定 (適応) 環軸椎脱臼 (方法) 頭部に、ハロ−リングをつけて、体幹にギブスを巻きこみ      両側に伸張棒をつけて牽引する方法である。 (看護).この処置をおこなう目的と方法を十分説明し、患者の不安      をやわらげる。     .ハロ−リング装着前に頭髪の剃毛を行ない、感染予防をは      かる。なお、装着後、髪がのびてきたら随時、ピン刺入部      周囲の剃毛を行なう。     .頭蓋刺入部ピンによる痛み、発赤、浸出液など炎症症状に      注意する。又、ギブスによる痛みはないか観察する。     .伸張棒のゆるみ、ギブスのゆるみはないか点検する。     .体幹ギブス装着により、じょく創症状の早期発見に努める     .臥床時の苦痛の緩和として安楽な体位の工夫をはかる。      (ブロックベット.安楽枕の大きさ、位置などの工夫)                             5−W