膀胱訓練 (目的) 子宮癌根治手術後におこる膀胱麻痺に対して、膀胱筋の活性を促す。 (必要物品) @洗浄液(滅菌水、2%ホウ酸水、生理食塩水などRW度ぐらいに温 める。A膀胱洗浄カテーテル(カテーテルの口にPTpくらいのゴム 管をつける)BイルリガートルC滅菌グリセリンD尿コップE膀胱注 入器F注入薬(指示による)G消毒薬 (手順) 患者を内診台にのせ載石位をとらせる。術者は外陰部清拭後、尿道口 をイソジンで消毒する。次いで膀胱カテーテルを挿入し導尿リガート ルを接続し洗浄液を膀胱内に入れる。患者が充満感を訴えるまで入れ そのときの液量を読む。(膀胱耐容量の測定) 直ちに排液し膀胱を 空にする。以上の操作で液の注入と排液を5〜6回繰り返し、膀胱筋 に機械的な刺激を与え、最後に膀胱を空虚にして終わる。膀胱内に薬 液注入の指示がある場合は、注入器に入れ、術者に渡す。全操作が終 了したら外陰部を拭き、衣類を整える。 (観察点) 膀胱耐容量、尿の性状に注意する。                           6−W