ガウンテクニック
１目的
　伝染病又は感染症の患者に直接接触する場合に行なう。予防衣の着
　用．マスクの使用．手指の消毒等行ない感染を予防する。
２手順及び保管法
�@ガウンの条件
　消毒ができる厚地の木綿で白色がよく、白衣を十分覆う大きさで着
　用する時には消毒済みの状態である事が望ましい。
�A着用時の注意
　清潔区域内でマスクをつける。ガウンは手指を清潔にした状態で着
　用し、ガウンの裏面を不潔にしないようにする。後身頃は重ねあわ
　せ、白衣が出ないようにし、胴のヒモは前でしっかり結ぶ。
�B脱ぎ方
　清潔区域内でガウンを脱ぐ時は、手をあらった後、清潔区域に行く
　胴のヒモをとき、前で軽く結び、手を消毒する。清潔な手で襟のヒ
　モをとき、片手の他側の袖口から中に入れ、内側でつまみもって、
　手を抜く。他方の手も同様にする。脱いだガウンは、清潔区域内で
　は内側を表に、汚染区域内では外側を表にし、殺菌灯ロッカ−等の
　消毒設備を利用し消毒する。この場合、ガウンの内側を外側、ガウ
　ンの外側と白衣を接触させないように注意する。
３消毒法
�@手指の消毒は石けん流水洗浄。原因菌が明らかな場合は各各に適し
　た消毒液を使用する。
�Aガウンは感染性の強い場合はデスポを使用。通常は、ＥＯガス又は
　高圧蒸気消毒を行なう。血液や浸出液で汚染された場合は、薬液消
　毒後、乾燥させ、ＥＯガス．高圧蒸気消毒へ出す。　　　　２−Ｅ