化学療法 *病原体の寄生が原因で発症した疾患に、その病原体そのものの増殖 を抑制する薬物を投与すること、また、白血病や悪性腫瘍などの異常 細胞の増殖を抑制する薬物を投与する治療法をいう。 方法:薬剤の特性によりいろいろな経路を通じて投与される。静脈内    投与、経口投与、中心静脈カテ−テルや留置注入装置による静    脈内投与、動脈内投与、腹腔内・胸腔内・髄腔内注入あるいは    脳室リザ−バ−を通じての投与など、さまざまな方法がとられ    る。 看護のポイント:1)患者の治療のスケジュ−ルを事前に医師より受           け、医師・看護婦で統一した説明を行う。         2)あらかじめ副作用のあることを知らせ、不安の           軽減につとめる。         3)静脈内投与の際、抗癌剤は血管外に漏出すると           組織の壊死をきたすため、血管確保が確実にな           されているか観察する。         4)副作用の増強の時期を予測し、早期に対処する         5)感染予防に努める。特に、口腔内の清潔を保つ         6)適切な栄養と水分摂取の維持をはかる。         7)検査デ−タの把握、心身両面の観察を密にする