注入(髄腔内) 目的 脳腫瘍、髄膜炎などの治療に用いられる。この利点は、高濃度    の薬剤が投与されることにある。 方法と手順 1、頭皮下オンマイヤ−バルブ(シリコン製の小バスケ         ットを腫瘍死腔内に留置したもの)より注入する方         法        (必要物品)         剃毛セット(カミソリ、ヒビテンクリ−ム、ガ−ゼ         イソジン綿、注射器、27G翼状針、滅菌手袋         ガ−ゼ        (手順)         1、オンマイヤ−バルブ周囲の剃毛を行う         2、イソジン消毒         3、27G翼状針を使用し薬液を注入する。           リコ−ルもれを防ぐため細い針を選択する。         4、薬剤の種類と量に注意する。       2、腰椎穿刺によりクモ膜下腔に注入する方法         腰椎穿刺の介助に準じる。 観察ポイント ・注入時刺激症状として背部痛、下肢痛、シビレ等訴        える場合がある。(腰椎より注入の場合)       ・注入後発熱、嘔気、嘔吐など出現する場合がある。       ・赤血球、白血球、血小板の減少が起こる場合があるた        め血液デ−タを把握する。         9−E