注入(関節内) 1)目的  @局所の鎮痛、消炎効果を図る。  A関節内への薬物注入。 2)必要物品    5cc注射器         0.5又は1%局所麻酔剤    注射針(皮下針、カテラン針) 局所消毒剤(イソジン液)    ステロイド剤         アルコール綿 3)手順  @注入し易い体位をとり、処置用シーツを敷く。  A広範囲に皮膚消毒後、指示薬を準備し、医師に渡す。  B薬物注入が終わったら、滅菌ガゼを当て絆創膏で留める。必要時   注入部を中心に弾力包帯で巻く。  C必要物品の後始末をする。 4)注意事項  @局所の厳重な消毒と無菌操作を行う。→ステロイド剤を注入する   こと、組織の抵抗性が減弱して感染し易くなる。関節はいちど感   染すると高度の機能障害を残す。  A注入当日は感染を避けるため入浴は禁止する。  B注入後、患部の疼痛が増強し、熱感、腫脹などをみる場合は、感   染が疑われるので、ただちに医師に報告する。 5)観察点    疼痛、腫脹、出血など有無                             5−W