ドレナージ(縦隔洞心嚢内) <目的>  縦隔内ドレナージ〜炎症や損傷により、縦隔内に血腫、膿瘍、気胞           ができた場合に、脱気・排液をはかる。  心嚢内ドレナージ〜心タンポナーデの解除(心嚢内に貯留した血液           などの排液をはかる。) <物品>  消毒セット 滅菌シーツ 穴あき滅菌シーツ 局所麻酔 心嚢縦隔  内ドレナージ針 タイガン 低圧持続吸引器 チューブ鉗子 <手順> @消毒し、滅菌シーツでおおい局所麻酔施行後、穿刺する。   体位は半坐位とする。 A穿刺後、ドレナージを低圧持続吸引器に接続し、接続部をタイガン  でとめる。−10〜15cmHQOにて吸引する。 B穿刺部位は縫合する。 C排液ラインは体にテープで固定する。 <観察点> @排液の性状、量、リークの有無 A穿刺前後の、呼吸状態のチェック B穿刺部位の発赤・腫脹・疼痛の有無 C循環動態(末梢冷感、皮膚湿潤)、バイタルサインのチェック D固定状態、屈曲、圧迫がないかの確認を行う                             5−E