持続吸引 目的:体内病巣に連絡した誘導管を通じて、陰圧により貯留した液や ガスを持続的に吸引して体外へ排出させる。 必要物品: 挿入カテーテル、誘導管、持続吸引装置、タイガン、コッヘル、消毒 セット、縫合セット、滅菌手袋、局所麻酔薬、絆創膏 手順: 患者に説明し体位を整え、挿入部の消毒を行う。 挿入後、あらかじめ準備しておいた持続吸引装置を滅菌操作で接続す る。 ドレーンが抜去されぬよう、絆創膏にて固定する。 必要時、接続部がはずれぬようタイガンにて確実にとめる。 貯留瓶交換の際は必ず誘導管をコッヘルで止めてから行う。 観察点: @ドレナージが確実に行われているか。  ・吸引圧の設定。  ・ドレーンの閉塞はないか。  ・ドレーンの屈曲はないか。  ・持続吸引装置のトラブルはないか。 Aドレーンからの排液の性状・量に注意する。 B二次感染予防。  ・患者の一般状態の観察。  ・ドレーン挿入部位の観察。                             6−E