分娩誘発(コルポイリンテル)  コルポイリンテルとは、ゴム製嚢であり、滅菌水を300〜500 ml注入できるもの。ハ−フコルポ・小畑メトロ等あり、その用途に よりコルポイリンテル・メトロイリンテルと使いわける。 目的  @陣痛誘発と軟産道の伸展性の促進 A破水後の臍帯脱出・羊水漏  出防止 B骨盤位分娩時の小部分脱出の防止があげられる。 必用物品  @コルポイリンテル A腟鏡 B鉗子 C注射器 D滅菌水 Eカ  ップ Fコッヘル G滅菌手袋 H鑷子・膿盆・棉花 Iドップラ  − JT字帯・パット 看護上の注意  @産婦に口呼吸を促し、リラックスさせる。 A微温滅菌水を注入  しはじめると、下腹部の緊満・疼痛を訴えるが、15〜30分程度  で軽減する旨を伝え、状態観察し産婦を励ます。 B適時、児心音  を聴取する。 C滅菌水の量を確認する。 D起座および歩行を禁  ずる。 E医師の指示により牽引する。 F挿入中、産婦の状態観  察、脱出の有無、出血の有無の観察をする。 G感染に注意し、一  般状態、児心音の観察をする。 H4〜5時間で内液を流出させ、  嚢を除去し、必用があれば消毒して再び挿入する。 I外陰部の清  潔 方法  @半剃毛、排尿、浣腸の終了を確認する。 A微温滅菌水をカップ  に入れる。 B妊婦に必用性を説明し、内診台にて載石位とする。  C児心音の聴取を行なう。医師はクスコを挿入し、コルポ挿入鉗子  にて、コルポの空気を抜いて縦におりたたみ腟内に挿入する。  D注射器を用いコルポ末端から微温滅菌水を注入し、クレンメでと  める。 ET字帯・パットをあてる。 F児心音聴取を行なう。                            6−W