見当識障害 現在の自分の置かれた状況を正しく見当ずける能力が障害されること を言う。正しい見当識をもつには、意識、思考力、判断力、記憶力、 注意力などが保たれていることが必要となる。通常は人、場所、時間 の見当識に区別されており、「自分がだれか」「ここはどこか」「今 日は何月何日か」などを質問しても答えられない。 原因 意識障害、脳器質疾患、コルサコフ症候群、痴呆妄想的歪曲    感情鈍麻(分裂病荒廃)などがある。 看護 1、患者の家族背景、すききらい、日常生活動作の能力、行動      パタ−ン、行動を悪化させることがらなど、看護に役立つ      情報を集め、個々にあった接し方を考える。    2、他患と同じように尊嚴をもって患者と接する。                             9ーE