腹部膨満  腹腔内の内容が貯留、増大し外観的に腹部が大きくなった状態。 要因:鼓腸、腹水、腹腔内腫瘍、腹壁皮下脂肪沈着、重度の肥満    妊娠 症状:腹満感、心窩部不快感、食欲不振、あい気、悪心、嘔吐、    胸やけ、腹痛、便通異常、呼吸困難、倦怠感、陰うつ的気分 治療:原因をとりさること 看護:@全身状態の観察、局所の観察(腹囲、体重、水分出納)     腹部の状態(形、緊満、腹鳴、皮膚、静脈の状態)     便回数,性状,放屁    A安静の保持(不安、イライラ感などの精神的支持)    B体位の工夫(セミファ−ラ−位)    C食事の援助    D排ガスの促進(熱気浴、マッサ−ジ、メントール湿布、     肛門ブジ−浣腸、摘便)    E衣類、寝具の調整(緊縛、圧迫の除去)    F皮膚粘膜の保清と保護    G便通の調整(便秘を予防する為、緩下剤の投与)    H薬物療法の管理(正確な与薬と副作用に対する早期発見)    I腹水穿刺時の援助(事前の説明、体位の工夫、無菌操作              ショック予防対策、観察)                          4−E