吃逆  横隔膜の痙攣による不随意運動 要因:頚髄疾患 横隔神経が縦隔洞、胸膜、腹膜の疾患により圧迫・    刺激をうけた場合 神経症、延髄その他の中枢神経疾患 全身    性感染症 中毒    @腹部の疾患:急性腹膜炎、膵臓・胆嚢の炎症、胃の疾患    A胸部の疾患:肺・胸膜の疾患、心膜疾患、縦隔洞の疾患    B急性伝染病    C刺激性:横隔膜の疾患、胃拡張、イレウス、鼓腸    D神経の疾患:日本脳炎、脳出血、脳腫瘍、ヒステリ−    E中毒性:糖尿病性昏睡、尿毒症、アルコ−ル中毒 症状:@短時間のものから永続的なもの    A長時間続くと上腹部の疼痛 治療:直接の原因が明らかな場合は、その原因の除去に努める。    対症療法として次の処置を試みる。     @深い深呼吸後、しばらく呼吸を停止させる。     A呼吸停止中、水を飲ませる。     B舌を強く引き出させる。     C肋骨弓を圧迫する。     D第5頚椎部で、頚部の両側を圧迫する。     E眼球圧迫をする。     F薬物療法を行う。(鎮静剤 鎮痙剤)     G手術療法を行う。(神経遮断術) 看護のポイント     @観察:吃逆の様相をみる         随伴症状(チアノ−ゼ、呼吸困難、疼痛の有無              脈拍、痙攣など)     A苦痛緩和:安楽な体位の工夫、マッサ−ジ、精神的励まし     B原疾患の治療・看護・随伴症状の対症看護    7−W