徐脈 @通常1分間60回以下の脈拍数の減少をいう。 原因としては心電図上次のようなものがふくまれる。 @洞徐脈は迷走神経の興奮によることが多く、脳圧こう進、高血圧、  粘液水腫、老人、スポーツ心などにみられる。 A房室結節調律は毎分40〜60回で洞結節の機能低下や洞房ブロッ  クに伴い、下位の補充調律として作動する。 B心室固有調律は前者よりさらに下位の自動中枢として完全房室ブロ  ックの時に発生し毎分30回前後の拍数を示す。触診で徐脈の診断  がついても、その機序の診断には心電図が必要である。生理的なも  ので治療を必要としないものから、人工ペ−スメ−カ−植え込み術  を要するものまで様々である。                         4−W