眼痛
　全身症状の一つ、あるいは、外傷・炎症・感染など種々の原因によ
　り起こる。
要因及び随伴症状
　�@異物感：角膜・結膜の異物、角膜上皮びらん
　�A表層痛：角膜・結膜の炎症性疾患＜角膜ヘルペス、涙液分泌低下
　　　　による眼球乾燥症、屈折異常、過労、過度の喫煙や飲水＞
　�B深部痛：角膜潰瘍、ぶどう膜炎、急性緑内障発作（発熱・頭痛・
　　　　悪心・嘔吐などを伴う。支機能に支障を与える可能性大）
　�C球後痛・眼球運動痛：眼窩内の病変＜化膿性炎症・眼窩内腫瘍・
　　　　他＞（眼球突出・視力低下・眼球運動障害などを伴う。）
　�D関連痛・放散痛：三叉神経痛＜う歯、内頚・脳底動脈瘤＞
　�E圧痛：麦粒腫・霧粒腫・涙嚢炎・涙腺炎など
　�F手術・外傷によるもの
治療
　�@鎮痛剤・抗生剤・消炎ステロイド剤などの投与
　�A眼圧上昇時は、ダイアモックス、マニトンＳなどの投与
　�B麦粒腫は初期は抗生剤投与・冷罨法を行う。疼痛の急減後は温罨
　　法・切開排膿を行う。
　�C手術
看護のポイント
　�@症状を具体的に把握し、医師に報告する。
　　・疼痛の部位・程度・種類
　　・外傷・打撲・手術の有無
　　・充血・眼脂・眼　腫脹・頭痛の有無
　　・視力低下の有無
　　・お吐・発熱などの全身状態の変化
　�A必要時、医師の指示により鎮痛剤の投与
　�B不安の除去
　�C感染防止と清潔保持
　�D確実な投薬・点眼
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