高血糖  インスリンの絶対的ないし相対的な作用の不足によって、血液中の ブドウ糖が上昇した状態をいう。著名な高血糖により、@血液浸透圧 の上昇 A浸透圧利尿 B脱水がおこり、電解質バランス不良となり 昏睡に至る。糖尿病性昏睡には、高血糖にケトーシスを伴う場合(ケ トン性昏睡)と著名な高血糖 高浸透圧 脱水は示すがケトーシスを 伴わない場合(非ケトン性高浸透圧性昏睡)とがある。 〈症状〉多飲 多尿 口渇  全身倦怠感 腹部症状(食欲不振 悪     心 嘔吐 腹痛 便秘) ケトーシス症状(嘔気 嘔吐 ア     セトン臭 クスマウル呼吸) 神経症状(頭痛 意識障害) 〈誘因〉感染症 インスリンの減量中止 急性ストレス(心筋梗塞     脳血栓等) 〈治療〉@脱水に対する補液として基本的には生理食塩水をCVP圧      をみながら大量に点滴する。非ケトン性の昏睡では高浸透      圧性を伴う為、OMST%食塩水を用いる。(例:最初の      RO分間に@TOO劫傑@次の 1時間に TOO劫撃      持続点滴し、治療開始@QS時間に6g前後の投与を目標      とする。     A高血糖に対して速効型インスリンを1時間に5〜PO単位      のスピードで少量持続注入を行う。     B急速に血糖値を低下させると、脳浮腫を招く場合があり、      血糖値が@ROO劫/у倦O後となったらインスリン持      続注入を止め、電解質輸液に5%ブドウ糖を加える。     C脱水又インスリンの使用により、急激な細胞外Kの低下が      起こる。頻回に血清K或いは心電図によるT波のチェック      を行い、必要であればKの補給を行う。(KCL等) 〈観察 看護のポイント〉  @バイタルサインのチェック 一般状態の観察  A意識レベル 脳症状の有無の観察(呼名反応 瞳孔異常 不髄意   運動 麻痺 失禁の有無)  B血糖値 尿糖 尿ケトン体の有無を@RO分毎にチェックする  C時間尿チェック  DECGモニターを装着し、低K血症に注意する  E血糖値の変動 CVP圧に注意し、インスリン 輸液の管理を行   う。(血糖値@ROO劫/у倦O後は特に注意を要するH @F末梢の循環不全がある為、保温に注意する @G呼吸状態@血液ガス分析の値等に注意する       9−W