起座呼吸  横臥位では呼吸困難が増強するため座位を取らざる得ない状態で、 臥位では静脈環流増加による肺うっ血が増加してさらに呼吸困難が悪 化するため起座位で換気をする。うっ血性心不全の特徴である。  また座位を取ると静力学的作用で肺への静脈環流がより減少し、肺 血量や肺血管内圧のそれ以上の増加が防がれること、また肺活量の減 少が避けられるなどの機序がある。                           2−E