医学統計学メーリングリストご案内

以下に当Mailing Listの案内と利用方法が記述してありますのでお読み下さい。尚、 mailing list会員同士の議論で問題が未解決の場合には、東京大学医学部健康科学・ 看護学科疫学・生物統計学講座の大橋靖雄教授(当mailing list顧問)のコメントを お願いすることを予定しています。


問い合わせ先

内容等についての問い合わせ
リストコーディネーター
東京大学医学部健康科学・看護学科疫学・生物統計学講座 松山裕(matuyama@epistat.m.u-tokyo.ac.jp)

システムトラブル等についての問い合わせ
リストシステム管理者
大学病院医療情報ネットワーク 木内貴弘 =>連絡先はこちらをご参照願います。


過去記事のアーカイブはWWWで公開されておりますが、URLはメンバー以外には非公開となっております(たまにメーリングリストでアナウンスされます。)

1.Medical Statistics Mailing Listについて

本メーリングリストは、医学分野における統計学的な問題について議論を 行なうために作成しました。数理統計学的な問題よりは、実際の応用の問題 に中心にしたいと思っております。またある程度議論がたまった段階で医学 統計学FAQ集としてアーカイブして、WWWサーバーで公開する予定です。編集 して公開するか、またはそのまま公開するとかは、会員の皆様と相談して 決めたいと思います。

2.Medical Statistics Mailing List利用法

2.1 購読の開始

医学統計学メーリングリストの購読を開始する場合には、 メール本文1行目に「#subscribe」を記入し、
「medstat@umin.ac.jp」宛にメールをご送付下さい(件名には適当な件名を記入して下さい)。差出人メールアドレスが自動登録され、登録完了を示す旨のメールが送付されてきます。

購読開始の際には、会員相互の理解にも役立ちますので、差し支えなければ簡単な自己紹介(特に専門と興味を持っている分野など)をしていただけるとよいと考えております。


宛先
件名 Any Words
本文 #subscribe
○○大学の××です。公衆衛生で産業医学をやっています。よろしくお願いします。


2.2 記事の投稿

医学統計学メーリングリストへ記事を投稿する場合には、
」宛に電子メールをお送り下さい。本メーリングリストに統計解析方法についての質問を投稿される方は、下記のフォーマットに沿ってご投稿願います。

投稿規程

1.研究タイトル
2.研究の主たる背景
主な背景のみでよいが、臨床的/医学的意義を明確に書いてください。
3.研究仮説
原則としてYes/Noで答えられるような仮説
4.主たる変数、副次的な変数の説明
データ収集方法、データ形式(連続量、カテゴリー等)を含む
5.投稿者が考えている解析方法


○○病院の××です。下記の研究について、お尋ねします。

1.研究タイトル
 コーヒー摂取の知的作業効率に及ぼす影響

2.研究の主たる背景
 お茶、コーヒー、ココア等の嗜好品にはいずれもカフェインが含まれおり、昔は医薬として用いられていたことがあるという 共通の特徴をもっている。人類は、太古の昔からカフェインを含む植物を捜し求めたきたといえる。コーヒー・お茶等のの摂取により、 「眼が覚めてすっきりする」、「作業効率があがる」こと等がいわれているが、これらについて定量的に検証した研究はない。

3.研究仮説
 コーヒーの摂取は、単純な計算作業の能力を向上させる。

4.主たる変数、副次的な変数説明
 研究デザイン
  無作為化比較臨床試験:コーヒー摂取群(介入群100例(カフェイン+カフェイン抜きコーヒー)と非摂取群200例(プラセーボ:カフェイン抜きコーヒー)

 主たる変数:1分間に行った足し算の件数(クレペリンテストを利用)

 従たる変数:性別、年齢、事前の計算能力

5.投稿者の考えている解析方法
 t検定

上記、研究について、ウイルコクソン検定を行って、有意差が出たのに、t検定では出ませんでした。t検定の方が検出の効率がよいと 聞いていたのですが、このようなことがあるのでしょうか。


2.3 購読の中止

医学統計学メーリングリストの購読を中止する場合には、
」宛に、メール本文の一行目に「#unsubscribe」または「#bye」と記述したメールを送って下さい。


#unsubscribe

2.4 メールアドレスの変更

」宛に、メール本文の一行目に「#chaddr old-address new-address」と記述したメールを送って下さい。


#chaddr kiuchi@epistat.m.u-tokyo.ac.jp