公民館,図書館,博物館,文化会館等の社会教育施設,文化施設,スポーツ施設は, 地域住民の学習活動のために最も身近に慣れ親しむことができる施設であり,幅広い 人々に利用されている。高度情報通信社会に向け,これらの施設が関連する諸活動の 中核施設として機能を発揮していく上で,また,今後の高齢化社会に向け,都市部以 外の地域においても都市部と同様に,より豊富な学習の場,文化,スポーツに親しむ 機会が提供され,活用されるような地域づくりを進めていく上で,これらの施設の情 報化を推進することは重要である。 特に広域的な生涯学習の推進のため,都道府県の生涯学習推進センターを中心とし て,学習情報を提供するシステムを整備していくことが望まれる。 このような観点から,各施設の社会的役割や専門的機能に応じ,各種資料,収蔵品 に係るデータベースの整備,デジタル化,同種・異種施設間の情報通信ネットワーク による情報の共有化及び学校や地域住民への情報提供,ハイビジョン・システムの導 入,映像・音声の利用や対話型化による各種講座や展示機能の高度化,マルチメディ アの利用による個人・グループ学習の支援等が望まれ,その物的基盤としてマルチメ ディアなどのコンピュータ等情報機器や高度情報通信ネットワークの整備等を図るこ とが求められる。 なお,学校と,社会教育施設など,各種文教施設等の間のそれぞれの特色を生かし た交流・協力活動を一層進めるため,情報通信ネットワークは,地域の実情に応じて, 幅広く整備されていくことが期待される。