生涯学習社会の構築に向け,地域の人々に学習機会等の情報を提供する学習情報提 供システムの全国的な整備を推進する必要があり,地域の実情に応じ,人々が身近な 場で,手軽に情報が得られるシステムの整備が期待される。すなわち公民館等におけ る情報提供・学習相談体制や,各種文教施設間の情報通信ネットワークの整備,さら には地域の文化的な活動や情報発信の拠点としての学校づくりがますます期待される。 なお,今後は地域を超えた情報通信ネットワークの接続への配慮も重要になる。 また,文化財,芸術作品,地域文化,舞台芸術など幅広い文化情報提供システムの 総合的な整備やスポーツに関する情報提供機能の充実が求められる。 さらに,教育におけるマルチメディアの活用などの情報化の発展に関し,関連の諸 研究,実践的研究開発の成果等のデータベース化と全国的な情報提供機能の強化を図 ることが望まれる。 加えて,海外において我が国への留学や我が国の文教施設との国際的な連携・協力 を希望する人々,我が国について様々な関係や関心を持つ人々等に対して,我が国の 教育,社会,文化等に関する情報を発信する機能の強化が望まれる。 これらを含め,関係方面との連携の下に,西暦2000年までを目途に,国立教育 会館を教育,文化等に関する総合的な情報提供のナショナル・センターとして位置付 け,その機能の整備を図ることが求められる。