現在,個性の重視,生涯学習社会の構築,国際化や情報化等の社会の変化への対応 を基本理念として,教育・学術・文化・スポーツ全般に関連した多岐にわたる教育改 革が進行している。この教育改革の諸目標の実現を促進していく手段の一つとして, マルチメディアを活用することが期待される。 このため,マルチメディアに関連する諸基盤・技術の発展・普及や高度情報通信社 会の進展の状況を見極めつつ,利用者を主体とする観点から,教育・学術・文化・ス ポーツの各分野の特色に応じて,マルチメディアの発展に対応した文教施策を推進し ていく必要がある。 施策の推進に当たっては,国,地方公共団体,各種文教施設等における多様な調査 研究,モデル開発やその成果の普及,物的条件整備,適切な利用を支援する体制の整 備など,多面的かつ総合的な展開が求められる。 なお,今日,日常生活の様々な場面で,コンピュータや通信機器などが活用される ようになっていることから,これらに対する興味・関心,世代間の接触経験の差異等 も多様になっている。このような状況を踏まえ,学習者の様々な興味・関心を適切に 受けとめたり,引き出していくことによって,学習意欲や教育効果の向上に結びつけ ていくという視点も重要になっていると考える。