6.おわりに 本検討委員会は,将来,医師需給ギャップが生ずる可能性について指摘するととも に,新たに参入する医師数と必要医師数とのバランスについて,真剣な検討が継続さ れることを希望するものである。将来,医師過剰が見込まれる際には,速やかに新た な施策を開始することを期待する。 また,推計の検証等に必要な広範な研究及び統計調査等に鋭意努める必要があるこ とを申し添えておく。 なお,この検証がなされるまでの間に,昭和61年に佐々木委員会が最終意見で要望 し,大学関係者も昭和62年に合意した,医学部の入学定員の10%削減が達成できるよ う,公立大学医学部をはじめ大学関係者の最大限の努力を要望する。