臨床研修の実施状況については、医師免許取得者のうち82%程度の者が臨床研  修を行い、その80%程度の者が大学附属病院で、残りの20%程度の者が臨床研  修指定病院で研修を行っている。近年この率に大きな変動はなく推移してきている。   研修率が82%程度となっているのは、大学院進学者、臨床研修指定病院以外の  専門病院等で研修を行う者及び基礎医学・社会医学系へ進む者が算定されていない  ことによる。   研修プログラムの作成状況についてみると、平成6年4月末現在で、全ての臨床  研修指定病院(268病院)がプログラムを作成しており、一方大学附属病院にお  いても臨床研修に関し、改革・改善等の努力がなされているところであるが、13  6病院のうち65病院(診療科の一部について作成したものも含む。)がプログラ  ムを作成したにとどまっている。   研修プログラムや臨床研修費補助金の交付実績からみると研修方式については、  内科系又は外科系の両者の診療科について各々1以上の科の研修を実施するローテ  イト方式による研修が普及しつつあるが未だ十分ではない。また、大学附属病院の  研修プログラムの一部は必ずしも卒後臨床研修目標の達成を念頭においたものでは  ないと考えられる。