3.新しいプログラムの共同開発について  病院情報システムはまだまだ未熟であり、今後、新しいプログラムを次々開発する 必要がある。これらのプログラムを開発する際、上記のレベル1−4の標準化が行わ れておれば、ほとんどカスタマイズ不要のプログラムを複数の大学病院が共同で開発 できるはずである。少なくとも同一メーカー内では可能であろう。たとえ異機種への 移植が不可能だとしても、プログラムの仕様は統一できるはずである。(仕様書の標 準化については後述する。)  そこで、プログラムを共同で開発するためには、どのような開発体制を整えればよ いであろうか。メーカー毎にユーザー会議を設けて新規プログラム開発についての事 前合意を形成しておくことや、先行して開発に当たる大学がその内容を予め他の大学 に知らせて意見を取り入れておく、などの方法が議論されたが、まだ結論を出すにい たっていない。ソフト開発費についての文部省の予算配分法に合わせて、開発体制に ついての提案をまとめる予定である。