第三者機構による病院機能評価のための運用調査について(骨子) 1.趣旨・目的 第三者機構による病院機能評価の実施に向けて、その円滑な事業の開始に資する ために、適当な数の病院を対象に実現可能な評価組織体制と評価手順を確立するた めの運用調査(Feasibility study)を行う。 2.実施主体 公益法人たる第三者病院機能評価機構が行う。公益法人設立までの間は、その準 備事務局が行う。 3.対象病院 本調査の対象となる病院は、全国のブロックを単位として、調査を受けることを 希望する50〜100病院程度とするが、病床規模や機能、地域等の観点から、できる だけ多様な病院が対象となることが望ましい。 4.機能評価の基本的な枠組 本調査は、第三者機構による病院機能評価の実運用への適用を念頭においた方法 と手順で実施される必要がある。機能評価は主として、それを受けようとする病院 があらかじめ指定された事項及び設問について自ら調査し作成した書類に基づいた 書面調査と、評価調査者が当該病院に出向いて実地に調査する現地調査によって評 価するものとする。書面調査には、体系的に整備された病院機能評価項目について、 当該病院による管理者等によるいわゆる自己評価を含むものとする。 5.機能評価のための専門委員会の設置とその役割 実運用を想定した評価の方法及び結果の分析等を専門的に検討する委員会を早期 に組織し、従来の検討を踏まえ、病院の規模や機能等を考慮して、書面審査による 評価事項とその様式、自己評価項目の範囲及び現地調査の手順等を確定する。また、 同委員会は書面及び書面審査及び現地調査の結果を分析し総括する。なお、病院機 能評価の最終的な判定と評価結果の当該病院への通知等は、第三者機構が行うもの とする。 6.現地調査とその評価調査者 現地調査は、客観的で公正な評価が行えるように一定の修練を受けた複数の評価 調査者によって、あらかじめ実施された自己評価を含む書面調査の内容を踏まえて 実施される。評価調査者は原則として医師、看護婦、事務管理者の主・副各2名の 計6名から構成され、必要に応じて薬剤師等を加えて、1病院につき概ね1日をか けて実従って、運用調査対象のたとえば50病院に対して現地調査を実施するには、 300人・回、1評価調査者が概ね年3回の現地調査を行ったとして、各職種それぞ れ35人の評価調査者が必要となる。これらの評価調査者は、各病院団体、医師会、 看護団体等から、病院機能評価に関する見識を持ち、必要とする回数の現地調査に 出向くことができる者について推薦を受け、あるいは適切な手続きにより募集を行っ て確保するものとする。 これらの評価調査者は、前項の専門委員会が定めた評価の方式と手順について一 定の研修を受け、適正な評価が実施できるように努めるものとする。また、評価の 公正と中立を保つために、評価調査者と評価対象病院とは何の利害関係もないこと が求められ、主・副の調査評価者の立場や背景を適切に組み合わせて、評価の偏り を来さないような配慮が必要である。 7.事務局機能 本調査を実施するについては、通信連絡事務、専門委員会等の設営業務、審査書 面の配布・回収事務、現地調査のための評価調査者の研修設営業務及び派遣業務、 調査結果の電算処理及び関連業務等、相当の事務量を必要とする。第三者機構によ る院機能評価の実施に向けて円滑に事務処理が移項できるように配慮して、事務局 機能を整備する必要がある。