●●● 治療薬剤D:強心薬 【一般名(商)】IF ベスナリノン(アーキンZ) 【用法・用量】 IF 規格:錠 60mg   ジギタリス製剤,利尿薬等と併用すること.   通常成人1日1回60mgを経口投与.十分な効果が得られない場合は1日1回120mg まで増量する. 【作用機序】 IF ジギタリス及び交感神経作動薬とは異なり,遅い内向きCa電流の増大と外向きK 電流の抑制により,細胞内Ca濃度の増大をもたらし,陽性変力作用を示すと考え られる. 【服薬指導】 【投与時・剤形変更時の注意(理由)】 IF @他の薬剤で効果不十分な場合に使用を考慮する.   A重症心不全に対する有用性は確立していない. 【飲み忘れや過量投与後の処置法と注意】 【副作用と処置】 IF @中止:過敏症   A中止:甲状腺→T3T4が低下,TSHが上昇した場合.   B減OR休:循環器→不整脈,動悸,めまい,意識消失,胸部痛,胸部圧迫感   Cその他:精神神経系,消化器,肝臓,腎臓等→IF参照 【禁忌】 【相互作用】 【佐薬(理由)】 【注意すべき臨床検査】 IF 甲状腺ホルモンの変動に起因する甲状腺腫瘍が報告(非臨床試験)されているので ,投与中は定期的に甲状腺機能検査を行う. 【臨床検査値への影響】 【体内薬物動態】 IF F(経口):     (%),血漿中結合:92     (%)   CL:    (ml/min/kg),Vd:      (liters/kg)   t1/2:約 45     (hr),有効血中濃度:    (μg/ml) 【メモ】 【参考文献】