●●● 治療薬剤H:肝硬変治療剤 【一般名(商)】DJ ラクツロース(ラクツロース) 【用法・用量】 DJ 規格:1ml中ラクツロース600mg   通常成人1日量30〜60mlを2〜3回に分けて経口投与する.症状で適宜増減. 【作用機序】 DA ヒト消化管粘膜にはラクツロースを分解する酵素が存在しないため,経口投与され たラクツロースは消化,吸収されることなく,下部消化管に達し,乳酸菌によって 利用分解され,有機酸(乳酸,酢酸)を産生する.有機酸は下記の作用を有する.    @腸管内pHの酸性化をもたらす    Aアンモニア産生菌の発育を抑制する    B腸管内アンモニアの吸収を抑制する 【服薬指導】 DJ 下痢が惹起されることがあるので少量より開始する 【投与時・剤形変更時の注意(理由)】 DJ @慎重投与:糖尿病のある患者   A妊娠中の投与の安全性が確立していない 【飲み忘れや過量投与後の処置法と注意】UD DJ 記載なし 【副作用と処置】 DJ @中止:水様便   Aその他:消化器→DJ参照 【禁忌】 DJ ガラクトース血症の患者 【相互作用】DJ HD 記載なし 【佐薬(理由)】MP 記載なし 【注意すべき臨床検査】DJ 記載なし 【臨床検査値への影響】DJ 記載なし 【体内薬物動態】 DJ F(経口):     (%),血漿中結合:     (%)   CL:    (ml/min/kg),Vd:      (liters/kg)   t1/2:       (hr),有効血中濃度:    (μg/ml)   population parameters: 【メモ】 DA @高アンモニア血症に伴う精神神経障害,脳波異常,手指振戦の改善   A保存条件により色調の変化が見られることがあるが薬効に影響はない 【参考文献】