====== 医薬品副作用情報 No.141(厚生省薬務局) =======



これは、医薬品副作用情報 No.141(厚生省薬務局)を基にMS−DOS

テキスト用に日薬で入力したものです。出来る限り原報に近づけるよう配慮した

つもりですが、図表など原報と形式が異なるところもあります。是非、原報でご

確認の上ご利用下さい。

                              日本薬剤師会



[情報の概要] ==============================



1.ロキシスロマイシンと血小板減少症

医 薬 品:ロキシスロマイシン

対  策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介

情報の概要:ロキシスロマイシンの副作用としては「血液」の項に「ときに好酸球増

      多、白血球減少があらわれることがある」と記載して注意を喚起してき

      た。

       因果関係は必ずしも明らかではないが、ロキシスロマイシンの投与後

      に血小板減少症が発現したとする症例が報告された。現在までに報告さ

      れた症例数は少ないものの、そのうち1症例は再投与により血小板減少

      が再発したと報告されていることから判断して、当症例ではロキシスロ

      マイシンと血小板減少症の発現との関係は否定できない。

       以上のことから、重大な副作用の項に血小板減少症を追記し、本剤の

      適正な使用を促すための情報提供を行うよう関係企業に対して指導を行

      った。



2.アロプリノールとシクロホスファミドの相互作用による血液障害

医 薬 品:アロプリノール、シクロホスファミド

対  策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介

情報の概要:高尿酸血症に対しアロプリノール投与中の患者にシクロホスファミドを

      併用したところ、白血球減少が発現した症例が報告された。また、海外

      においても、アロプリノールとシクロホスファミドの併用によりシクロ

      ホスファミドの半減期が延長すると報告されている。

       このため、アロプリノールとシクロホスファミドとの併用によりシク

      ロホスファミドの作用を増強し、重篤な血液障害が発現する可能性があ

      るため、相互作用の項に両剤の相互作用を追加し、注意を喚起する改訂

      を行った。



3.[解説] 医薬品の適正使用のために

  血漿分画製剤とパルボウイルスB19感染リスクについて



4.使用上の注意の改訂について(その101)−(本文省略)



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