====== 医薬品副作用情報 No.133(厚生省薬務局) =======
これは、医薬品副作用情報 No.133(厚生省薬務局)を基にMS−DOS
テキスト用に日薬で入力したものです。出来る限り原報に近づけるよう配慮した
つもりですが、図表など原報と形式が異なるところもあります。是非、原報でご
確認の上ご利用下さい。
日本薬剤師会
[情報の概要] ==============================
1.塩酸トドララジンと劇症肝炎等の重篤な肝障害
医 薬 品:塩酸トドララジン
対 策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:塩酸トドララジンの投与により劇症肝炎等の重篤な肝障害を発現したと
する症例が8例報告されている。
因果関係は必ずしも明らかではないが、塩酸トドララジンの投与後に
劇症肝炎等の重篤な肝障害が発現した症例が報告され、再投与で症状が
再現している症例もあること等から判断して、塩酸トドララジンと重篤
な肝障害の発現との関係は否定できない。
本剤の投与にあたっては、定期的に肝機能検査を行うなど患者の状態
を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与を中止し適切な処置
を行う必要がある。
2.インターフェロン−α、インターフェロン−βと糖尿病
医 薬 品:インターフェロン−α、インターフェロン−β
対 策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:インターフェロン(IFN)−α又はβの投与により糖尿病が増悪又は
発症したとする重篤な症例が61例報告されている。血糖上昇に関して
は、既に使用上の注意に記載し、糖尿病に関しても一部製剤で記載して
注意喚起を行っている。報告された症例の中には、投与前から耐糖能障
害のみられた例もあるが、IFN投与後に糖尿病性昏睡に至った症例も
あり、より一層の注意が必要である。
3.イソプロピルウノプロストンと角膜障害
医 薬 品:イソプロピルウノプロストン
対 策 :症例の紹介
情報の概要:イソプロピルウノプロストンは代謝型PG系の緑内障治療薬である。こ
れまでにイソプロピルウノプロストンの投与により角膜障害が発現した
とする症例が5例報告されている。
イソプロピルウノプロストン投与中の角膜障害発現の機作は不明であ
るが、本剤使用に際し、特に併用点眼薬数が多くなる場合等、十分な注
意が必要である。
4.使用上の注意の改訂について(その93)−(本文省略)
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