====== 医薬品副作用情報 No.132(厚生省薬務局) =======
 
これは、医薬品副作用情報 No.132(厚生省薬務局)を基にMS−DOS
テキスト用に日薬で入力したものです。出来る限り原報に近づけるよう配慮した
つもりですが、図表など原報と形式が異なるところもあります。是非、原報でご
確認の上ご利用下さい。
                              日本薬剤師会
 
[情報の概要] ==============================
 
1.プロパゲルマニウムとB型慢性肝炎の急性増悪
医 薬 品:プロパゲルマニウム
対  策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:プロパゲルマニウム投与によるB型慢性肝炎の急性増悪が発現したとの
      症例が3例報告されており、うち2例が死亡している。B型慢性肝炎の
      経過中にウイルスの重複感染やアルコール性肝障害が加わると、いわゆ
      るacute on chronicにより急性肝不全が出現したり、B型慢性肝炎が出
      現して肝不全に陥る場合があることが知られている。しかし、いずれの
      症例もプロパゲルマニウム投与後にB型慢性肝炎の急性増悪が発現して
      おり、本剤との関係は否定できない。プロパゲルマニウム投与にあたっ
      ては、B型慢性肝炎の急性増悪があらわれることがあるので、観察を十
      分行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う必要
      がある。
 
2.[解説]医薬品の適正使用のために
   抗精神病薬、抗パーキンソン病薬による悪性症候群(Syndrome Malin)
 
3.[解説]医薬品の適正使用のために
    ゼラチン含有注射製剤によるアナフィラキシー反応
 
4.使用上の注意の改訂について(その92)−(本文省略)
 
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