====== 医薬品副作用情報 No.127(厚生省薬務局) =======
これは、医薬品副作用情報 No.127(厚生省薬務局)を基にMS−DOS
テキスト用に日薬で入力したものです。出来る限り原報に近づけるよう配慮した
つもりですが、図表など原報と形式が異なるところもあります。是非、原報でご
確認の上ご利用下さい。
日本薬剤師会
[情報の概要] =============================
1.テガフール・ウラシルと膵炎
医 薬 品:テガフール・ウラシル
対 策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:抗悪性腫瘍剤であるテガフール・ウラシルの投与により膵炎を発現した
とする症例が3例報告されている。併用薬の関与が疑われる例もあるが、
再投与により再発している例がみられることなどから、薬剤との関係は
否定できない。
本剤の投与にあたっては、腹痛や血清アミラーゼ値の上昇などに注意
する必要がある。
2.スパルフロキサシンと光線過敏症
医 薬 品:スパルフロキサシン
対 策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:ニューキノロン系抗菌剤スパルフロキサシンを投与した患者で光線過敏
症を発現したとする症例が報告されている。ニューキノロン系抗菌剤に
よる光線過敏症は既に知られており、スパルフロキサシンの「使用上の
注意」にも既に記載があるが、本剤による光線過敏症の発現頻度が他の
ニューキノロン系抗菌剤に比べ高いおそれがある。
このため、本剤の投与にあたっては、事前に患者に対しできるだけ日
光への曝露をさけることと、発疹等が発現した場合には服用を中止する
よう指導する必要がある。また、投与中に光線過敏症が発現した場合は、
投与を中止し、患者に露光を避けさせ、適切な処置を行う必要がある。
3.[解説] 癌化学療法の現状と副作用対策−−抗癌剤の適正な使用のために−−
4.使用上の注意の改訂について(その87)−(本文省略)
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