====== 医薬品副作用情報 No.121(厚生省薬務局) =======
これは、医薬品副作用情報 No.121(厚生省薬務局)を基にMS−DOS
テキスト用に日薬で入力したものです。出来る限り原報に近づけるよう配慮した
つもりですが、図表など原報と形式が異なるところもあります。是非、原報でご
確認の上ご利用下さい。
(注意)No.121中の記載、ザルソカインは商品名ですが、右上肩の登録商
標のマークは入力してありません。ご了承下さい。
日本薬剤師会
[情報の概要] =============================
1.アルプロスタジル製剤とショック
医 薬 品:アルプロスタジル アルファデクス、アルプロスタジル(脂肪粒子製剤)
対 策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:アルプロスタジル製剤の投与によりショックを発現したとする症例が、
現在までに5例報告されている。報告された症例はいずれも本剤の投与
後に急激な血圧低下、意識障害をきたしており薬剤との関係は否定でき
ない。
本剤の投与にあたっては、ショックの発現に十分注意し、慎重に投与
する必要がある。
2.テオフィリンと痙攣
医 薬 品:テオフィリン
対 策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:テオフィリン投与により痙攣を発現したとする症例については以前から
報告があり、すでに「使用上の注意」に記載を行い注意を喚起している。
今回新たに報告された症例の検討及び文献検索を行ったところ、小児で
の報告が多くみられた。なかでも、てんかん及び痙攣の既往歴のある小
児での報告が多かったことから、小児への投与にあたっては、患者の既
往歴等を考慮し、痙攣誘発に十分注意しながら慎重に投与する必要があ
る。
3.ザルソカインとショック
医 薬 品:ザルソカイン
対 策 :症例の紹介
情報の概要:ザルソカイン投与によるショックの症例が5例報告されている。「使用
上の注意」にはすでにショックについての記載をして注意喚起を行って
きている。しかし、最近の発現例も報告されていることから、本剤の使
用に際しては、適応患者の厳選、十分な問診、投与後の観察等、細心の
注意が必要である。
4.[解説] 塩化リゾチームとアナフィラキシー反応
5.使用上の注意の改訂について(その81)−(本文省略)
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