====== 医薬品副作用情報 No.118(厚生省薬務局) =======
 
これは、医薬品副作用情報 No.118(厚生省薬務局)を基にMS−DOS
テキスト用に日薬で入力したものです。出来る限り原報に近づけるよう配慮した
つもりですが、図表など原報と形式が異なるところもあります。是非、原報でご
確認の上ご利用下さい。
                              日本薬剤師会
 
[情報の概要] ==============================
 
1.インターフェロンα製剤及び小柴胡湯と間質性肺炎
医薬品名 :インターフェロン−α、小柴胡湯
対  策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:インタ−フェロン(IFN)−α投与により、間質性肺炎が発現したと
      する症例が31例報告されている。これらの報告のうち、IFN−α単
      独の投与例も4例あるが、大部分は小柴胡湯等すでに間質性肺炎を起こ
      すことが知られている漢方製剤が併用されている症例である。したがっ
      て、INF−α製剤の投与に際しては小柴胡湯等との併用は避けること
      が望ましいと考えられる。また、投与後は咳、呼吸困難等の呼吸器症状
      の発現に十分留意し、これらの症状が発現した場合には速やかに胸部X
      線等の検査を実施し、間質性肺炎が疑われたら本剤の投与を直ちに中止
      するとともに適切な処置を行う必要がある。
 
2.テルフェナジンと心臓血管系症状
医薬品名 :テルフェナジン
対  策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:アレルギ−性疾患用剤テルフェナジン投与によりQT延長、心室性不整
      脈等の心臓血管系症状が発現したとする症例が国内でも2例報告されて
      いる。外国ではすでに同様の報告が多数あり、すでに、本情報No.1
      07で情報提供したところであるが、その後も増加傾向にあり、米国で
      は昨年7月生命に危険を及ぼすおれがあるとして再度厳重な注意喚起を
      行っている。国内の報告はまだ少なく、また、外国では大量投与などの
      事例が多く単純には比較できないが、国内でも併用薬等によっては同様
      の副作用が発現する可能性があると考えられるので、投与にあたっては
      患者の状態を観察するなど注意が必要である。
 
3.使用上の注意の改訂について(その78)−(本文省略)
 
4.[医療用具安全性情報] 発熱シートと低温熱傷
対  策 :症例の紹介
 
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