====== 医薬品副作用情報 No.117(厚生省薬務局) =======
 
これは、医薬品副作用情報 No.117(厚生省薬務局)を基にMS−DOS
テキスト用に日薬で入力したものです。出来る限り原報に近づけるよう配慮した
つもりですが、図表など原報と形式が異なるところもあります。是非、原報でご
確認の上ご利用下さい。
                              日本薬剤師会
 
[情報の概要] ==============================
 
1.ニューキノロン系抗菌剤と低血糖
医薬品名 :エノキサシン、塩酸ロメフロキサシン
対  策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:ニューキノロン系抗菌剤のエノキサシン、塩酸ロメフロキサシンの投与
      中に重篤な低血糖を発現した症例がそれぞれ6例、3例報告されている。
      報告例はいずれも高齢者で、9例中4例は透析患者であった。ニューキ
      ノロン系抗菌剤の投与にあたっては、低血糖の発現にも十分注意する必
      要がある。
 
2.オメプラゾールと血液障害
医薬品名 :オメプラゾール
対  策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:プロトンポンプ・インヒビターである消化性潰瘍治療剤オメプラゾール
      で白血球減少、血小板減少等の血液障害を発現したとする症例が報告さ
      れている。消化性潰瘍治療剤ではH2-ブロッカーですでに血液障害の発
      現が知られているが、オメプラゾールの投与にあたっても同様に十分な
      注意が必要である。
 
3.カルバマゼピンと聴覚異常
医薬品名 :カルバマゼピン
対  策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:抗てんかん剤カルバマゼピンの投与による聴覚異常が現在までに4例報
      告されている。投与にあたっては聴覚異常の発現にも注意する必要があ
      る。
 
4.[解説] 生薬製剤(漢方薬を含む)による薬剤性肝障害
 
5.[解説] インターフェロン製剤の副作用
 
6.使用上の注意の改訂について(その77)
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