====== 医薬品副作用情報 No.116(厚生省薬務局) =======
 
これは、医薬品副作用情報 No.116(厚生省薬務局)を基にMS−DOS
テキスト用に日薬で入力したものです。出来る限り原報に近づけるよう配慮した
つもりですが、図表など原報と形式が異なるところもあります。是非、原報でご
確認の上ご利用下さい。
                              日本薬剤師会
 
[情報の概要] ==============================
 
1.血栓溶解剤t−PAと脳出血
医薬品名 :組織プラスミノゲン活性化因子(t−PA)
対  策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:急性心筋梗塞に対する血栓溶解療法ではどの製剤でも副作用としての出
      血傾向、特に脳出血の発現が問題とされているが、t-PAを投与して脳出
      血を発現したとする症例が21例報告されている。t-PAによる血栓溶解
      療法は急性心筋梗塞の治療において高い有用性が認められているが、今
      後とも脳出血の発現について情報を収集する必要がある。なお、得られ
      た情報からは75歳以上の高齢者では特に危険性が高まることが示唆さ
      れたので、これらの患者に対しては本剤の適用を慎重に検討する必要が
      ある。
 
2.高用量酢酸メドロキシプロゲステロンと血栓症
医薬品名 :高用量酢酸メドロキシプロゲステロン
情報の概要:乳癌、子宮体癌の治療に使用される高用量の酢酸メドロキシプロゲステ
      ロンと血栓症の発現についてはすでに知られているが、その発現状況に
      ついての調査結果を報告する。
 
3.[解説] 急性心筋梗塞に対するt−PA血栓溶解療法と出血
 
4.使用上の注意の改訂について(その76)−(本文省略)
 
5.[医療用具安全性情報] 骨セメントと血圧低下について
対  策 :症例の紹介
 
6.[医療用具安全性情報] シリコーン製人工乳房の安全性について
 
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