====== 医薬品副作用情報 No.115(厚生省薬務局) =======
 
これは、医薬品副作用情報 No.115(厚生省薬務局)を基にMS−DOS
テキスト用に日薬で入力したものです。出来る限り原報に近づけるよう配慮した
つもりですが、図表など原報と形式が異なるところもあります。是非、原報でご
確認の上ご利用下さい。
                              日本薬剤師会
 
[情報の概要] ==============================
 
1.インターフェロン製剤と自己免疫現象
医薬品名 :インターフェロン
対  策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:インターフェロン−α製剤投与により、自己免疫現象によると思われる
      甲状腺機能異常が発現したとする症例が4例報告されている。自己免疫
      疾患の患者又はその素因のある患者にインターフェロン製剤を投与する
      場合には、症状の悪化又は新たな自己免疫疾患の発現に留意する必要が
      ある。
 
2.ニューキノロン系抗菌剤と偽膜性大腸炎
医薬品名 :ニューキノロン系抗菌剤
対  策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:偽膜性大腸炎を発現したとする症例が、現在までに9例報告されている。
      投与にあたっては腹痛、頻回の下痢等の発現に十分注意する必要がある。
 
3.アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤及びAN69透析膜とアナフィラキ
  シー様症状
医薬品名 :ACE阻害剤
対  策 :使用上の注意の改訂、症例の紹介
情報の概要:海外においてACE阻害剤を服用中の患者にポリアクリロニトリル(P
      AN)膜の一つであるアクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム
      膜(商品名:AN69)を用いた血液透析を行ったところ、アナフィラ
      キシー様症状が発現したとの報告がある。現在までのところ国内での報
      告はないが、ACE阻害剤服用患者にAN69膜を用いて血液透析を行
      う場合には観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに透析を
      中止し適切な処置をとる必要がある。
 
4.[解説] 医薬品による抑うつ
 
5.使用上の注意の改訂について(その75)−(本文省略)
 
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