【番号】        　０２２６
  大分類        　医薬品
  タイトル      　エテンザミド　　
　分類番号　　　　Ｚ−２１５
　小分類        　医療用薬
　　　　　　　　　　エテンザミド末
　　　　　　　　　一般薬
　　　　　　　　　　エザック顆粒(600mg/3包)、コールドカプセル(450mg/6cap)
                    グレランエース錠(500mg/2tab)、サリドンＡ(250mg/1tab)
                    ストナ解熱(400mg/2tab)、ナロンエース(84mg/2tab)
                    ノーシン錠(160mg/2tab)、パブロン解熱錠(265mg/2tab)
                    ルックエース(1500mg/6cap) 他
　性状・成分　　　＊

【作用の概要】  　
  薬理作用　　　　＊
　毒作用　　　　　酸・アルカリ平衡障害、消化性潰瘍の誘発作用
　体内動態            
                　吸収          ＊
                　分布          ＊
                　代謝・排泄　  投与量の半量が肝臓で代謝される
　　　　　　　　　　　　　　　　尿中未変化体なし
　　　　　　　　　半減期　　　　＊
                　蛋白結合　　　＊
　中毒量　　　　　＊
  致死量　　　　　マウス　経口ＬＤ50　 549mg/kg
　死因　　　　　　＊
　その他　　　　　＊ 

【症状の概要】  　
　中枢神経　　　　耳鳴、頭痛、めまい、難聴、嗜眠、興奮、譫妄、運動失調、昏睡、
　　　　　　　　　痙攣
  瞳孔　　　　　　＊
  呼吸器　　　　　過呼吸、肺水腫、呼吸不全
  循環器　　　　　＊
  消化器        　消化性潰瘍、悪心、嘔吐、消化管出血
　電解質・代謝　　呼吸性アルカローシス、代謝性アシドーシス、脱水
　肝　　　　　　　＊
　腎・泌尿器　　　腎障害（乏尿、尿毒素など）
　体温　　　　　　発熱、低体温
　皮膚　　　　　　発汗、チアノーゼ
　神経・筋　　　　＊
　血液　　　　　　＊
　その他　　　　　＊

【治療の概要】  　
　全身管理　　　　＊
  催吐          　＊
　胃洗浄　　　　　長時間経過している症例にも行う。消化管の穿孔には注意
　吸着剤        　活性炭（40〜60g→水200ml）
  下剤          　硫酸マグネシウム（30g→水200ml）またはマグコロール�@250ml
　強制利尿　　　　フロセミド注（ラシックス�@）を加える
　血液浄化法    　重症の場合：血液透析（ＨＤ）、腹膜灌流（ＰＤ）　
　拮抗剤・解毒剤　＊
  その他        　輸液：ブドウ糖液が望ましい　
                  尿のアルカリ化：炭酸水素ナトリウム注（メイロン�@）・・代謝性ア
                  シドーシスの補正も兼ねる。呼吸性アルカローシスのときは不可
　　　　　　　　　　対症療法：痙攣･･･ジアゼパム注
　　　　　　　　　　　　　　　消化性潰瘍･･･シメチジン、制酸剤、鎮痙剤
　　　　　　　　　　　　　　　出血･･･ビタミンＫ1、Ｋ2、輸血、外科的処置
　　　　　　　　　　　　　　　高熱･･･スポンジ浴
　　　　　　　　　　　　　　　テタニー･･･グルコン酸カルシウム注

【その他一般】  　
　禁忌　　　　　　＊
　合併症の処置　　＊
　その他　　　　　＊

【参考文献】  　　急性中毒情報ファイル、日本医薬品集('96.10)、大衆薬事典('96-'97)
                　
【参考症例】  　　＊