【番号】     0175  大分類     医薬品  タイトル    オキシドール  分類番号    Z041  小分類     オキシドール  性状・成分   過酸化水素2.5〜3.5w/v%含有   【作用の概要】  *  薬理作用    *  毒作用     皮膚粘膜の刺激作用  体内動態    体内に吸収される前に消化管内の有機物と接触して分解          吸収     *          分布     *          代謝・排泄  *          半減期    *          蛋白結合   *  中毒量     オキシドールはほとんど無害であるが高濃度のものは極めて危険  致死量     過酸化水素として:ラット経口LD50 400mg/kg(推定)                   ラット吸入LD50 100ppm(推定)                   許容濃度 1ppm  死因      *  その他     *   【症状の概要】  1.オキシドール:            経口・経皮:ほとんど問題ない            眼:即時に疼痛、刺激を生ずるが、重篤な損傷はまれ          2.高濃度(10%以上)の過酸化水素水:            経口:嘔吐、口腔・咽頭・食道・胃の炎症。胃膨満。               重症の場合、穿孔を起こすこともある            吸入:呼吸器系の炎症            経皮:化学熱傷            眼:角膜の潰瘍形成または穿孔  中枢神経    *  瞳孔      *  呼吸器     *  循環器     *  消化器     *  電解質・代謝  *  肝       *  腎・泌尿器   *  体温      *  皮膚      *  神経・筋    *  血液      *  その他     *   【治療の概要】  1.水または牛乳を服用し希釈          2.胃腸内で発生したガスはガスコン投与または導管により           ガスを排除する          3.眼に入った場合は洗浄          4.但し高濃度(10%以上)の過酸化水素水内服の場合は           食道化学傷とそれに続く食道狭窄のおそれがあるので、           アルカリ化学傷に準じた処置が必要  全身管理    *  催吐      *  胃洗浄     オキシドール服用の場合は必要ない。但し高濃度製品服用の場合は          穿孔に注意して行う  吸着剤     *  下剤      *  強制利尿    *  血液浄化法   *  拮抗剤・解毒剤 *  その他     *   【その他一般】  *  禁忌      *  合併症の処置  *  その他     *   【参考文献】   急性中毒処置の手引   【参考症例】   *