【番号】     0164  大分類     工業用品  タイトル    潤滑油  分類番号    X091  小分類     エンジン油 冷凍機油 タービン油 ギヤー油 スピンドル油           マシン油 シリンダ油 絶縁油 錆止め油 切削油 熱処理油           グリース ダイナモ油 マリンエンジン油 ディーゼル油           モーター油 流動パラフィン  性状・成分   *   【作用の概要】  *  薬理作用    *  毒作用     *  体内動態    *          吸収     *          分布     *          代謝・排泄  *          半減期    *          蛋白結合   *  中毒量     潤滑油は毒性が低いが、灯油や軽油を含有することがあるので、          大量摂取の場合、中枢神経抑制症状や、心機能状態に要注意  致死量     ヒト推定経口致死量 5〜15g/kg  死因      *  その他     *   【症状の概要】  経口:毒性は低い、口腔、胃の灼熱感、嘔気、嘔吐、下痢             中枢神経抑制作用は他の炭化水素より低いと考えられる          吸入:ミストによる粘膜刺激、肺に入った場合は肺炎          皮膚接触:過敏症や皮膚炎をきたすことがある、長期の接触では、               腫瘍の発生の報告あり  中枢神経    *  瞳孔      *  呼吸器     *  循環器     *  消化器     *  電解質・代謝  *  肝       *  腎・泌尿器   *  体温      *  皮膚      *  神経・筋    *  血液      *  その他     *   【治療の概要】  1.初診時無症状で、6時間観察後でもX線により異常がない           場合には処置不要          2.大量摂取した場合は、胃洗浄(誤嚥防止として気管内           挿管後施行)          3.呼吸管理と循環管理、対症療法          4.肺に感染症の疑いがあれば抗生物質とステロイド剤投与  全身管理    *  催吐      催吐は禁忌  胃洗浄     *  吸着剤     活性炭による吸着は無効  下剤      *  強制利尿    *  血液浄化法   *  拮抗剤・解毒剤 *  その他     *   【その他一般】  *  禁忌      *  合併症の処置  *  その他     *   【参考文献】   急性中毒処置の手引   【参考症例】   *