【番号】　　　　　０１６０
　大分類　　　　　工業用品
　タイトル　　　　メチルエチルケトンパーオキサイド
　分類番号　　　　Ｘ０６１
　小分類　　　　　パーメック　カヤメック　ルパゾール　エポックス　サンハード
　性状・成分　　　希釈剤としてジメチルフタレート含有
　
【作用の概要】　　＊
　薬理作用　　　　＊
　毒作用　　　　　メチルエチルケトンパーオキサイド：皮膚・粘膜腐食作用
　　　　　　　　　メチルエチルケトン：中枢神経抑制作用、代謝性ケトアシドーシス
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　、頻脈、血圧低下
　　　　　　　　　ジメチルフタレート：中枢神経抑制、局所刺激作用
　体内動態　　　　＊
　　　　　　　　　吸収　　　　　＊
　　　　　　　　　分布　　　　　＊
　　　　　　　　　代謝・排泄　　1.消化管内でフリーラジカルを産生
　　　　　　　　　　　　　　　　2.胃で還元されてメチルエチルケトンを産生
　　　　　　　　　半減期　　　　＊
　　　　　　　　　蛋白結合　　　＊
　中毒量　　　　　＊
　致死量　　　　　メチルエチルケトンパーオキサイド：ヒト中毒量　480mg/kg、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ラット経口ＬＤ50　484mg/kg
　　　　　　　　　ジメチルフタレート：ラット経口ＬＤ50　6.9ml/kg
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　モルモット経口ＬＤ50　2,400mg/kg
　　　　　　　　　パーメックとほぼ同様の組成の物質では：
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マウス経口ＬＤ50　470mg/kg、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ラット経口ＬＤ50　480mg/kg
　死因　　　　　　＊
　その他　　　　　＊
　
【症状の概要】　　＊
　中枢神経　　　　意識障害、脳出血、硬膜下出血
　瞳孔　　　　　　＊
　呼吸器　　　　　1.化学性肺炎、肺出血、呼吸抑制、声門浮腫、狭窄
　　　　　　　　　2.吸入の場合：化学性肺炎、気管支炎、肺水腫
　循環器　　　　　不整脈、頻脈
　消化器　　　　　口腔内の化学熱傷、出血性壊死性食道炎、胃炎、悪心、嘔吐、
　　　　　　　　　肝障害、食道の瘢痕
　電解質・代謝　　ケトアシドーシス、ＤＩＣ
　肝　　　　　　　＊
　腎・泌尿器　　　腎障害
　体温　　　　　　低体温
　皮膚　　　　　　皮膚炎
　神経・筋　　　　中毒性神経炎
　血液　　　　　　溶血
　その他　　　　　＊
　
【治療の概要】　　＊
　全身管理　　　　呼吸管理、アシドーシスの補正
　催吐　　　　　　＊
　胃洗浄　　　　　早期に冷たい牛乳で穿孔に注意して行う
　吸着剤　　　　　＊
　下剤　　　　　　＊
　強制利尿　　　　＊
　血液浄化法　　　ＤＨＰが有効かもしれない
　拮抗剤・解毒剤　＊
　その他　　　　　粘膜保護剤の投与（マーロックス、アルロイドＧなど）
　
【その他一般】　　＊
　禁忌　　　　　　＊
　合併症の処置　　＊
　その他　　　　　＊
　
【参考文献】　　　急性中毒処置の手引
　
【参考症例】　　　＊