【番号】     0136  大分類     殺虫剤  タイトル    ピレスロイド系燻煙剤(家庭用)  分類番号    S022  小分類     アースレッド キルジェットF バルサンPジェット           バルサンPジェットS フマキラー567 ワイパアスモークP  性状・成分   主成分:ペルメトリンを5〜15%含有するものが多い          (火力のかわりに生石灰を用い発熱させる製剤も市販)   【作用の概要】  *  薬理作用    *  毒作用     ピレスロイド剤:中枢神経刺激作用、痙攣誘発作用  体内動態    *          吸収     ピレスロイド剤は速やかに吸収                 ラットでは、摂取30分〜1時間半後に脳で最高濃度                 となる          分布     *          代謝・排泄  *          半減期    *          蛋白結合   *  中毒量     大量でない限り重篤な中毒は起こりにくい  致死量     製品として、ラット、マウス経口LD50 5〜10g/kgのものが多い          ピレスロイド剤:ヒト経口致死量 10〜100g          ペルメトリン:ラット経口LD50 430〜470mg/kg  死因      *  その他     *   【症状の概要】  1.吸入の場合、咳嗽、悪心、頭痛、耳鳴り、興奮、振戦、           過呼吸など、重症例では意識レベルの低下や痙攣          2.大量摂取では、嘔気、嘔吐、下痢、口唇・舌のしびれ感、           めまい、顔面蒼白、痙攣          3.生石灰を含有する製剤では化学熱傷の危険あり          4.過敏症者では、皮膚炎、アナフィラキシーショック  中枢神経    *  瞳孔      *  呼吸器     *  循環器     *  消化器     *  電解質・代謝  *  肝       *  腎・泌尿器   *  体温      *  皮膚      *  神経・筋    *  血液      *  その他     *   【治療の概要】  吸入や大量摂取した場合:胃洗浄、吸着剤・塩類下剤投与等の          基本的中毒処置と対症療法(痙攣対策、呼吸管理)  全身管理    *  催吐      *  胃洗浄     生石灰含有の場合、化学熱傷を発症する可能性があるので、          注意して施行  吸着剤     *  下剤      *  強制利尿    *  血液浄化法   *  拮抗剤・解毒剤 *  その他     *   【その他一般】  *  禁忌      *  合併症の処置  *  その他     *   【参考文献】   急性中毒処置の手引   【参考症例】   *