【番号】     0020  大分類     その他の家庭用品  タイトル    除菌剤  分類番号    Q291  小分類     台所除菌クリーナー 除菌剤D2  性状・成分   主成分:エタノール(10%以下のものが多い 50%含有品もある)              あるいは、界面活性剤   【作用の概要】  *  薬理作用    *  毒作用     少量の摂取では急性中毒症状をきたすおそれなし  体内動態          吸収     吸収は早くtmax:30分〜3時間          分布     *          代謝・排泄  *          半減期    *          蛋白結合   *  中毒量     *  致死量     エタノール:幼小児経口致死量 3g/kg(3.6ml/kg)          陰イオン界面活性剤:ラット経口LD50 1〜5g/kg          両性界面活性剤:LD50 1〜5g/kg  死因      *  その他     *   【症状の概要】  少量摂取では急性中毒はないが、大量摂取で中毒症状出現  中枢神経    意識障害(エタノールによる)  瞳孔      *  呼吸器     *  循環器     低血圧(界面活性剤による)  消化器     嘔吐 嘔気 下痢 腹痛(界面活性剤による)  電解質・代謝  低血糖 乳酸アシドーシス(エタノールによる)  肝       GOT・GPT上昇(界面活性剤による)  腎・泌尿器   *  体温      低体温(エタノールによる)  皮膚      *  神経・筋    *  血液      大量:低血糖(エタノールによる)  その他     *   【治療の概要】  家庭で可能な処置           経口:牛乳の投与(界面活性剤製品の場合)           眼:流水で洗浄          医療機関での処置           経口:大量の場合は希釈、胃洗浄              界面活性剤含有製品であれば、粘膜保護剤の投与              アルコール中毒に対する処置(酒類の項参照)  全身管理    *  催吐      *  胃洗浄     大量の場合行う  吸着剤     *  下剤      *  強制利尿    *  血液浄化法   *  拮抗剤・解毒剤 *  その他     眼:流水で洗浄   【その他一般】  アルコール中毒症状の発現はオリーブ油や牛乳の存在で遅れる          ことがあるので無症状でも注意。  禁忌      *  合併症の処置  *  その他     *   【参考文献】   急性中毒処置の手引   【参考症例】   *