【番号】     0102  大分類     オーディオ用品  タイトル    オーディオ用クリーナー  分類番号    N011  小分類     オーディオ用ヘッドクリーナー  性状・成分   イソプロピルアルコール4〜50%と界面活性剤数%含有          (石油ベンゼンや石油エーテルを50%以上含有し、メタノールを          含む商品もある)   【作用の概要】  *  薬理作用    *  毒作用     中枢神経抑制作用  体内動態    イソプロピルアルコール:          吸収     経口摂取量の80%が摂取後30分以内に吸収          分布     分布容量 0.6L/kg          代謝・排泄  吸収量の20〜50%が未変化体で腎から排泄          半減期    2.5〜3時間          蛋白結合   *  中毒量     イソプロピルアルコール70%溶液を3口摂取で小児に          中毒症状発現あり  致死量     イソプロピルアルコール:ヒト経口推定致死量 240ml          陰イオン系界面活性剤:ラット経口LD50 1〜5g/kg          ベンジン:ヒト経口推定致死量 0.5〜5g/kg  死因      *  その他     *   【症状の概要】  イソプロピルアルコール、陰イオン界面活性剤の中毒症状          イソプロピルアルコール中毒量摂取での症状発現は30〜60分で          あり、ピークは数時間であるが、代謝物としてのアセトンに          よって作用が持続することがある  中枢神経    頭痛、昏睡、低体温、重症例では反射消失、大量で痙攣  瞳孔      *  呼吸器     呼吸不全  循環器     低血圧、徐脈、ショック  消化器     悪心、嘔吐、出血性鼻炎、口腔・咽頭の炎症、下痢、腹痛、鼓腸  電解質・代謝  ケトーシス  肝       軽度の肝障害  腎・泌尿器   *  体温      大量服用で体温低下  皮膚      接触により皮膚炎  神経・筋    *  血液      *  その他     異常を示す検査:尿糖を伴わないアセトン尿。          ケトーシス(アシドーシスを伴わないことが多い)。          イソプロピルアルコールとアセトンの血中濃度   【治療の概要】  胃洗浄、吸着剤・下剤の投与など基本的処置          対症療法  全身管理    *  催吐      *  胃洗浄     *  吸着剤     *  下剤      *  強制利尿    *  血液浄化法   *  拮抗剤・解毒剤 *  その他     *   【その他一般】  *  禁忌      *  合併症の処置  *  その他     *   【参考文献】   急性中毒処置の手引   【参考症例】   *