【番号】     0085  大分類     文具  タイトル    油絵具  分類番号    F152  小分類     油絵具  性状・成分   顔料(鉛、亜鉛、カドミウム、水銀などの重金属を含有製品あり)          15〜70%、体質顔料(タルクなど)2〜30%、          展色剤(パラフィン、植物油など)20〜60%、添加剤   【作用の概要】  *  薬理作用    *  毒作用     *  体内動態    *          吸収     *          分布     *          代謝・排泄  *          半減期    *          蛋白結合   *  中毒量     1.絵の具の急性の摂取による平均的な中毒量は約5ml/kg          2.重金属中毒(鉛、亜鉛、カドミウム、水銀、コバルト、ひ素、           クロム)は大量の服用でなければ生じない  致死量     顔料:ヒト経口推定致死量 10g/kg以上          体質顔料:ヒト経口推定致死量 15g/kg以上          展色剤:ヒト経口推定致死量 0.5〜5g/kg  死因      *  その他     *   【症状の概要】  1.通常の誤食ではほとんどの症状の発現はないが、           大量服用で悪心・嘔吐・腹痛・下痢          2.まれに顔料による重金属中毒を生ずるかもしれない。この場合は           個々の物質による中毒症状を考慮  中枢神経    *  瞳孔      *  呼吸器     *  循環器     *  消化器     *  電解質・代謝  *  肝       *  腎・泌尿器   *  体温      *  皮膚      *  神経・筋    *  血液      *  その他     *   【治療の概要】  一般的な中毒に対する処置          対症療法          血中、尿中の重金属濃度の測定  全身管理    *  催吐      *  胃洗浄     *  吸着剤     *  下剤      *  強制利尿    *  血液浄化法   *  拮抗剤・解毒剤 顔料による重金属中毒に対しては、CaEDTA や BAL などの          キレート剤の投与  その他     *   【その他一般】  *  禁忌      *  合併症の処置  *  その他     *   【参考文献】   急性中毒処置の手引          急性中毒情報ファイル   【参考症例】   *