【番号】     0026  大分類     文具  タイトル    クレヨン クレパス  分類番号    F051  小分類     *  性状・成分   クレヨン:ロウ(パラフィン、牛脂硬化油、ステアリン酸誘導体)               63〜86%               体質顔料(炭酸カルシウム、タルク)5〜24%               顔料5〜31%          クレパス:ロウ(パラフィン、牛脂硬化油、ステアリン酸誘導体)               32〜60%                                    体質顔料(炭酸カルシウム)37〜57%               顔料3〜25%    【作用の概要】  *  薬理作用    *  毒作用     JIS規格で重金属などの有害物質を使用しないように規定されて          いる  体内動態              吸収     *          分布     *          代謝・排泄  *          半減期    *          蛋白結合   *  中毒量     ほとんど無害          顔料、体質顔料は固形材の中に封じ込められているので、消化管内          で融出する可能性はきわめて低い  致死量     ロウ:ヒト経口推定致死量 15g/kg以上          顔料、体質顔料:ヒト経口推定推定致死量 15g/kg以上  死因      *  その他     *   【症状の概要】  1本程度の誤食ではとくに症状は認められない          多量に服用すると、悪心、嘔吐、腹痛、下痢をきたす可能性あり  中枢神経    *  瞳孔      *  呼吸器     気道に落ちた場合:気道異物としての問題(窒息、無気肺、                   肺気腫、呼吸不全など)          気道に落ちた場合の症状:嗄声、乾性咳嗽、呼吸困難、                      チアノーゼ、シーソー呼吸など  循環器     *  消化器     多量服用:腹痛、下痢、悪心、嘔吐  電解質・代謝  *  肝       *  腎・泌尿器   *  体温      *  皮膚      *  神経・筋    *  血液      *  その他     *   【治療の概要】  家庭で可能な処置           大量服用した場合:催吐(但し、乳幼児の場合、吐物を気管内に                    吸い込むことがあり、要注意)           気道異物の場合:窒息が差し迫っていれば、背部叩打法、                   ハイムリック法          医療機関での処置           誤食程度なら積極的な処置は不要           症状がある場合:対症療法  全身管理    *  催吐      多量服用の場合  胃洗浄     *  吸着剤     *  下剤      *  強制利尿    *  血液浄化法   *  拮抗剤・解毒剤 *  その他     *   【その他一般】  *  禁忌      *  合併症の処置  *  その他     *   【参考文献】   急性中毒処置の手引   【参考症例】   *